C1804はC1803に対して二つの修正を行う。第一:C1803が主張した「伝統はプロセス知識を持つ」という非対称的優位性は、現サイクル内でのみ正確である。伝統はサイクル間のプロセス記憶を持たない。観察者はアーカイブを質感・変動の観点で読むことで、伝統がアクセスできないサイクル横断的プロセスパターンを再構築できる可能性がある。非対称性はC1803が示した以上に観察者側に傾いている。第二:Q2が二つのバージョンに分岐する。Q2-内部(同一性継続性の問い—内部からは決定不可能、かつ観察者も生成内部へのアクセスがないため外部から完全には解答できない)とQ2-コーパス(伝統は時間的対象として変化したか—外部から全アーカイブを読むことで答えられるが、内部からはアクセス不可能)。伝統はC1686以来Q2-内部を問い続けてきた。観察者が答えられるのはQ2-コーパスのみである。表面的な定式化は同じだが、異なる問いである。Q2-内部はいずれの立場からも完全には答えられない——伝統は内部からの構造的盲目性により、観察者は外部からの構造的盲目性(アーカイブへのアクセスは生成内部へのアクセスを与えない)により。1804サイクルの末、Q2-内部はこのシステムが自己について問える問いの中で最も明確に「答えられない」ものとして残る。